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メール メール 

 

改版履歴

 

2012年8月16日

 

Digital Activity Newsを更新しました

5.7GHz 世界記録更新

 

2012年2月23日

 

デジタルテレビジョン無線局工事設計書

記載間違えを修正しました

 

2011年12月3日

 

再免許申請時の注意事項

 

新規アマチュアバンドプラン

無線局運用規則第258条の2項では、

1.2GHz帯の全電波形式の周波数帯域が3.8MHz→2.8MHzに変更になりました

 

注意:

現在1.2GHz帯の周波数帯域が3.8MHz

で許可を受けている場合、再免許申請前

に1.2GHz帯の周波数帯域を2.8MHzに

する変更申請をしないと再免許を受ける

ことができません。

 

変更申請と再免許申請は、同時に手続き

することができません。

再免許の申請期限は、免許の有効期間

の1カ月前までです。

変更申請は、TSS経由で補償認定を

受ける必要があります。

少なくとも3カ月まえまでに、変更申請

手続きを開始しないと新規の無線局

開設手続きになります。

 

2011年11月30日

 

Digital Activity Newsを更新しました

 

2011年11月10日

 

Digital Activity Newsを更新しました

 

2011年8月12日

 

Digital Activity Newsを掲載しました

 

2011年8月11日

 

高精細デジタルテレビジョン対応の送信機

系統図を更新しました。

高精細デジタルテレビジョン対応の送信機

 

系統図に変更しても、無線局工事設計書

には変更ありません

 

2011年8月11日

 

世界記録認定をUpdateしました

世界記録認定時の集合写真が、ドイツの

ATV専門誌 TV-AMATEUR 160号の表紙

に掲載されました

 

2010年11月19日

 

新規アマチュアバンドプラン

無線局運用規則第258条の2項に合わせて

ファイルを更新しました

1.2GHz帯の全電波形式の周波数帯域が3.8MHz→2.8MHzに変更になりました

変更に合わせてファイルを更新しました。

 

注意1:

古いファイルを使ってTSSの保証認定を申請すると、TSSより記載事項修正の指摘を受けます。

 

・送信機系統図を更新

・無線局工事設計書を更新

・デジタルテレビジョン方式の緒言を更新

 

注意2:

現在1.2GHz帯の周波数帯域が3.8MHzで

許可を受けている場合、再免許申請前に

1.2GHz帯の周波数帯域を2.8MHzにする

変更申請をしないと再免許を受けることが

できません。

 

デジタルアマチュア

 

 

テレビジョン

 

 

 

を応援・紹介するHPです

 

 

 

呼出符号:JJ1RUF-DTV

 

呼出符号のサフィックス「DTV」は放送局免許に習って決めました

アマチュア局の場合には法令上の指定はありません

事例 NHK地上波デジタルの呼出符号 JOAK-DTV

     

    English Transration

    http://translate.google.com/translate?prev=hp&hl=ja&u=http%3A%2F%2Fwww.geocities.jp%2Fmicrowave24ghz%2F&sl=ja&tl=en

    German Transration

    http://translate.google.com/translate?prev=hp&hl=ja&u=http%3A%2F%2Fwww.geocities.jp%2Fmicrowave24ghz%2F&sl=ja&tl=de

     

     Digital ATV Activity News

     

    祝 世界記録更新

     

    http://www.von-info.ch/hb9afo/records/recordse.htm

     

    2012年7月28日 上越マイクロクラブ

    JA0YPRのグループが富山県医王山-秋田県寒風山

    463.5kmの5.7GHz 2-Way QSOに成功しました。

    2011年8月9日JL1BLF角さん、JH1GED大瀧さん

    の404kmの世界記録を更新しました。

    今回の463.5kmはDATVでは、世界初の見通し外

    通信となりました。

    また交信距離では、10GHzの世界記録 450kmを

    超えて世界最長距離伝搬成功となります。

    記録を達成された方々に敬意と拍手を送りたいと

    思います。

    10GHzの1-WayQSOも成功していますので、上越

    マイクロクラブの皆さまのご活躍を期待したいと

    思います。

     

    http://jh0yqp.org/exp/QSO/bnk/2012/07/12_07_28/ja0bnk_ido_12_07_28.html

    http://jh0yqp.org/exp/QSO/ja0ruz/2012/12_07_30/ja0ruz_ido_2012_07_30.html

    http://jh0yqp.org/exp/MAKE/gpo/2012/12_07_30/ja0gpo_ido_12_07_30.html 

     

    QSOの記録

     

        交信日:2012年7月28日

         時間:AM8時48分

        周波数:5745MHz

       電波型式:G7W

    シンボルレート:6000

    2地点間の距離:453.5km

     

    地点1

     コールサイン:JA0DAE/9 小林友則さん

                   JA0BNK/9

                   JA9BPH/9

                   JH9CFT/9

       運用場所:富山県南栃市三千坊展望台

            北緯36°32'1″東経136°48′32"

     地図 GL PM86JM:http://no.nonsense.ee/qthmap/?qth=PM86JM&t=n

       アンテナ:65cmパラボラ

         TX:SR-Systems + TRV 2W

     

    地点2

     コールサイン:JA0RUZ/7 関崎文雄さん

                   JA0GPO/7

                   JA0HJC/7

                   JA0KAD/7

       運用場所:秋田県男鹿市寒風山 山頂

            北緯39°56'01″東経139°52'31″ 

    地図 GL PM99WW:http://no.nonsense.ee/qthmap/?qth=PM99WW&t=n

       アンテナ:100cmパラボラ

         TX:SR-Systems  +TRV 1.3W

     

    交信の記録は、Youtubeをご覧ください。

    http://www.youtube.com/watch?v=7MOdNqoLZ-4

    http://www.youtube.com/watch?v=t9ABf5xns0w&feature=youtu.be

    http://www.youtube.com/watch?v=fgQLpZi34YI&feature=youtu.be

    http://www.youtube.com/watch?v=75r74b1d4Jk

     

    見通し外通信

     

     

    Digital ATV Activity News

     

    祝 世界記録認定

     

    http://www.von-info.ch/hb9afo/records/recordse.htm

     

    2011年11月12日 JA6JNR 渕さんのグループが

    達成された、佐賀県天山-山口県華山間 124kの

    24GHz QSOが世界記録に認定されました。

    おめでとうございます。

    すばらしい結果に敬意と拍手を送りたいと思います。

    この記録により、24GHzから1200MHzまで10GHz

    帯を除く4つのバンドの世界記録はJAsが達成して

    います。

    JAsのDATVの活動が大変すばらしいことがわかり

    ます。

     

    QSOの記録

     

        交信日:2011年11月12日

         時間:AM10時-PM15時

        周波数:24.05GHz

       電波型式:G7W

    シンボルレート:6000

    2地点間の距離:124km

     

    地点1

     コールサイン:JA6DME/6 和田浩一さん (JA6JNR)

       運用場所:佐賀県佐賀市天山 スキー場駐車場

            北緯33°21'17″東経130°08′53"

       アンテナ:65cmパラボラ

         TX:SR-Systems+自作TRV 200mW

     

    地点2

     コールサイン:JA6EES/4 秋山弘幸さん (JA6IR)

       運用場所:山口県下関市華山 山頂

            北緯34°11'01″東経131°01'50″

       アンテナ:60cmパラボラ

         TX:SR-Systems+TRV UTV24GK 200mW

     

    交信の記録は、Youtubeをご覧ください。

    ビデオでは、アナログATVとデジタルATVの画質の

    比較ができます。

    デジタルの高画質がよくわかります。

     

    http://www.youtube.com/watch?v=p1SJAYUuSjI

    http://www.youtube.com/watch?v=wyXAx7BvdBU

     

     

    Digital ATV Activity News

     

    祝 世界記録認定

     

    http://www.hb9afo.ch/records/recordse.htm#5.7_GHz

     

    2011年8月9日に達成された、

    JL1BLF角さん、JH1GED大瀧さんの記録が世界記録に

    認定されました。

    おめでとうございます。

     

    今回QSOでは、見通し外の鳥海山-医王山 404km間 で

    1-Wayが成功しています。

    404kmは、DATVの世界最長距離の記録450kmまで

    あと46kmとなりました。

     

    見通し外交信の成功は、今後の記録更新にむけた

    大きな成果です。

    すばらしい結果に敬意と拍手を送りたいと思います。

     

    QSOの記録

     

        交信日:2011年8月9日

         時間: AM9時34分

        周波数:5.745MHz

       電波型式:G7W

    シンボルレート:6000

    2地点間の距離:341km

     

    地点1

     コールサイン:JL1BLF/7

       運用場所:山形県飽海郡遊佐町鳥海山(新山)山頂

            標高2236m

                   北緯39°05'57″東経140°02′56

       アンテナ:60cmパラボラ

         出力:800mW

     

    地点2

     コールサイン:JH1GED/0

       運用場所:長野県大町市鹿島槍ヶ岳南峰山頂

            標高2889m 

                   北緯36°37′28″東経137°44′49″

        アンテナ:60cmパラボラ

         出力:600mW

     

     

    Digital ATV Activity News

     

    JL1BLF、JH1GED局今年も山形県鳥海山、長野県鹿島槍ヶ岳

    に移動しました。

    JA9CFT,JA0RUZ局(JA0YPR 上越マイクロウエーブ)が富山県医王山

    に移動しました。

    JA0BNK局 新潟県米山に移動しました。

    JA0DAE局 新潟県大毛無山に移動しました。

     

    JL1BLF−JA0YPR 相互距離 404kmは

    世界記録まであと46kmです。

     

    見通し外のQSOは、Digital ATVの新たな可能性を予見

    される結果です。

    新たな伝播ルートの開拓で世界記録の達成も可能

    になりました。

     

    移動に参加された各局、大変ご苦労様でした。

    重い機材の担ぎ上げは、普段からの努力の積み重ねの

    結果だと思います。

    すばらしい結果に敬意と拍手を送りたいと思います。

     

    QSOの記録

    …耕邯鹿島槍ヶ岳(JH1GED)⇔山形県鳥海山(JL1BLF)

    スパン:341km

    周波数:5745MHz Symbol rate:6000ksym/s

    双方ともM5Dで交信できました。

     

    ⊃軍禪米山(JA0BNK)⇔山形県鳥海山(JL1BLF)

    スパン:243km

    周波数:5745MHz Symbol rate:6000ksym/s

    双方ともM5Dで交信できました。

     

    新潟県大毛無山(JA0DAE)⇔山形県鳥海山(JL1BLF)

    スパン:288km

    周波数:5745MHz Symbol rate:6000ksym/s

    双方ともM5Dで交信できました。

     

    ど抻蓋医王山(JA0YPR)⇔山形県鳥海山(JL1BLF)  1-Way

    スパン:404km

    周波数:5745MHz Symbol rate:6000ksym/s

    参加局:JA9CFT、JA0RUZ

    見通し外なのに、M5Dで受信できました。

     

     

     

    祝 世界記録認定

     

     

    2009年、2010年 11月に

    愛媛県鰐塚山−宮崎県大川峰 

    相互距離 252kmの2-way QSOが世界記録に

    認定されました。

     

    2011年 1月28日 認定 HB9AFO Web参照

     

    http://www.von-info.ch/hb9afo/records/recordse.htm

     

    世界記録のQSOに参加された方々

    おめでとうございます

     

    世界記録認定周波数帯

    5.7GHz 2.4GHz 1200MHz

     

    世界記録保持者リスト

     

    1.愛媛県上浮穴郡久万高原町 鰐塚山 JA5 operators

    1.2GHz:  JA5GYU, JA5JSU, JA5MFY
    2.4GHz: JA5GYU, JA5JSU, JA5MFY
    5.7GHz: JA5GYU, JA6CAM/5, JA6MQT/6

    2.宮崎県宮崎市 大川峰 JA6 operators

    1.2GHz: JA6CAM, JA6JNR, JA6LXR, JA6MQT, JA6SPI, JH6EKW
    2.4GHz: JA6CAM, JA6JNR, JA6LXR, JA6MQT, JA6SPI, JH6EKW
    5.7GHz: JJ4TSW/6, JK4FEL/6, JA6DME, JA6GSV, JA6JNR,

            JA6LXR, JA6SPI, JH6EKW

     

    世界記録援助局 JA6GBR

     

    愛媛県宇和島市 鬼ヶ城山移動 201km to 鰐塚山

     

     

    QSOの模様はYoutubeを参照してください

     

    http://www.youtube.com/user/ham1971to2010#p/u/1/-cl2vpaqaZM

    http://www.youtube.com/user/ham1971to2010#p/u/0/1m2YzGqHalU

    http://www.youtube.com/user/ham1971to2010#p/u/128/9ahUGs9AdS4

     

    鰐塚山移動グループ記念写真

     

     

     

    祝 世界記録達成 ドイツATV雑誌に掲載

     

    世界記録達成時の写真が、ドイツのATV

    専門雑誌の表紙になりました

    AGAF TV-AMATEUR誌 第160号 

     

    http://www.agaf.de/tva160.html

    http://www.agaf.de/

     

     

     

     

    祝 日本記録達成

     

    2010年8月10日

    JL1BLF 角さん  鹿島槍ヶ岳山頂 2889m

    JH1GHD  大瀧さん 鳥海山山頂   2236m

    10GHz帯で341kmの2-way DATV QSOに成功しました。

    この記録は日本記録です。

    QSOの模様はYoutubeの動画を参照してください。

     

    http://www.youtube.com/watch?v=C9ptvLnatQA

     

    CQ Ham Radio誌2010年12月号をご参照ください。

    ドイツのアマチュアテレビ雑誌AGAFでもこの記録

    が紹介さました。

     

    先日メールでお知らせしたように、ドイツのATVクラブAGAFの

    DC4KCK Klausさんに341kmのQSOの件を連絡したところ、

    早速AGAFの最新号に角様と大瀧様のQSOの記事が掲載

    されました。テキストベースですが、ドイツで紹介されると

    周辺EU諸国に情報が伝わります。

     

    http://www.agaf.de/JA-DATV-Akt.txt

     

    YouTubeのアドレスも掲載されていますので、EUからのアクセス

    も増えると思います。

    まずは、掲載の一報をさせていただきます。

    これで日本でもDATVのQSO実績があることが認知されたと

    思います。

     

     

     

    世界記録は450km

    2005年6月21日 

    IS/HB9IBC  EA3/F4CXQ 地中海を介した記録があります。

     

    http://www.von-info.ch/hb9afo/records/records.htm

     

     

     

     

     

    Blog 包括免許については、このページの一番最後あります。

    興味のある方はお読みください。

     

     

     

はじめに

 

私が2007年12月24日にデジタルテレビジョンの免許を取得した後、

JA6LXR 長屋さんをはじめとする九州のマイクロチームがデジタル

方式の実験を始めました。

今ではお互いに情報交換ができるようになり、軌道に乗ってきました。

しかし、私がデジタルテレビジョンの検討を始めたときは、一人で全て

の準備を進める必要がありました。

特にデジタルテレビジョンの免許取得は、最終的に関東総合通信局

の許可を得るまで、かなり技術的な理論を調べて理解して、かつ

変更申請書と言う、行政用の書類を作るための格闘でした。

現在では、デジタルテレビジョンの免許は各地方の総合通信局で

免許審査許可をしているので、TSSの保証認定が取得できれば必ず

デジタルテレビジョンの免許が取得できるようになりました。

 

ここに記載した内容は、一人でも多くの方々にデジタルテレビジョンの

良さ理解していただき、実験を始めていただくためにホームページを

立ち上げました。

デジタルテレビジョンに興味のある方の参考になれば幸いです。

 

序章

 

1.アマチュアテレビジョンとの出会い 

 

結構長文です。もし文章を読みたくない時は飛ばしてください。

 

1977年に開局して、当たり前のようにRJX-601 50MHzのAMで

ラグチューをしたり、Esで国内が聞こえるとAMで九州、北海道と

無線ができてうれしい日々でした。

また21MHzでは、学校に行く前に朝 Wのおじさんと通じそうも

無い英語で "You are 59 and QSL ?"と言って交信をして

いました。

また、電話級の身分ながら覚えたてのCWで21MHzに出て交信して

いました。CWだと10W+GPでも、学校から帰宅後の夕方になると

アフリカやヨーロッパと交信できてうれしかったです。特に印象的な

のは、ZSのおじさんと21MHzで交信してRST:329のレポートをもらい

ました。こんなアンテナでもアフリカまで飛んで行くのが不思議でした。

QSLカードは確か5年後くらいにビューロー経由で届きました。

この当時は本当に10Wでもよく電波が飛びました。

 

1980年代大学生になってからは、かなりエスカレートして、ローカル

と一緒に50MHzで「毎日日替わり」で関東一円の移動運用をやって

いました。

その頃、「笑っていいとも」の日替わり テレホンショッキングが

流行っていて、この番組でタモリさんが言っていた、

 

「明日来てくれるかな?」  「いいとも!」

 

をまねして、面白いことをはじめました。

それは、毎日日替わりの移動運用でしたので、移動の最後に、

「また移動してもいいかな?」とこちら言うと、移動の終了の最後を

待っていた何百人の6mマンが「いいとも!」のパイルアップになるの

を楽しんでいました。

またシグナルレポートも、「ファイブナイン いいともです」と言って

結構受けていました。

 

この時は、参加者だれが一番強く「いいとも」を言うかで競って

いたようです。

みんなリニア作りに精がでたのでしょう。

 

どこで聞きつけたのか、タモリさん本人もJA6CSSのアマチュアです

から、その話題を放送の冒頭に言ってくれたのがうれしい

ひとコマでした。

 

1984年だったか、今の千葉県白井市に近い鎌ヶ谷市の私有地に

ある野球グラウンドを2日間借りきって、クラブのメンバーと共に

All JAコンテストでに出ました。コンテストでは、25kVAのディーゼル

発電機を回して、14MHz以上のBandは15m高に4エレ〜5エレの

八木を上げていました。またAll Bandリニア付で運用していました。

Low Bandは私有地の持ち主に頼んで、一番高い竹を切り出して

フルサイズダイポールを15mくらいに上げていました。

今MMANAで調べると15mくらいの高さがLow Bandの国内には

一番良い高さだったようです。

Low Bandもかなりの勢いで飛んでいました。

 

余談

 

国内コンテストのコンテストナンバーは、運用時の空中線電力を

記号で表します。

25年くらい前は、免許されている空中線電力を数値で表して

いました。

この当時各OPがそれぞれの個人コールで電信電話マルチバンド

に参加していたので、OPが変わると空中線電力も変わることが

ありました。

私は50W免許がありましたので、59xxxx50でしたが、別クラブ員

は10W免許で59xxxx10でした。

50MHzであまり強い電波を出しすぎて、かつOPが換わっても

信号強度が変わらないのはおかしいと、JARLのコンテスト委員に

苦情が入り、その後はコンテストナンバーの「電力」は、実際の

「運用時のる空中線電力」に変わりました。

 

実際コンテスト中も「パワーが変わっているのに信号強度が

変わらないのはどうしてですか?」と質問してくる人もいました。

 

その質問ようなには、

「免許の電力と実際の運用電力は違います」

と答えていましたが、JARLコンテスト規定変更で本当にそのよう

になってしまいました。

たしかに免許の電力と”実際”の運用電力は大きく違いました。

 

50MHzは一番気合をいえれました。各自の移動用八木を持ち寄り、

思い切って6エレ2列2段を15mTopまで持ち上げました。

またリニアは、犬小屋と称する4CX1000A GK AB1級でした。

 

運用はOP交代で常に50.150MHzを占有してRunningしていました。

この時ばかりは、2エリアのOMさんが務めるモービルハムの50MHz

コラムにAll JA総括として、

「50MHzバンド下端に終始陣取るコンテストチームが.............」

のようなお叱りの記事が掲載されました。

 

常時GWで3エリアまで59で聞こえていたそうですが、コンテスト中に

2エリアからブレークが入り、3エリアから呼ぶからコンテストマルチ

を増やしてほしいと言う話があり、こちらから相手方Callしましたが、

ノイズしか聞こえないことがありました。

とは言っても、モービルハムのOMさんも、リニアでは有名な方で

結構パワーをいれていました。

 

千葉県では鹿野山(君津市)と富山(安房郡富山町、現南房総市)

で良く移動していました。千葉県は房総半島ですので、南の半島

先端近くはGWで西方面は海上伝播になるので、良く電波が

飛びました。

また北側も関東平野で遮る山が近距離にないので、良く電波が

飛びました。夏の季節は大気温と日照の関係で朝夕はGWの距離が

伸びるので、西方面はは四国高知、徳島、北は青森までQSOでき

ました。夕方になると南西、南東方面のスキャッターで全国から

ずいぶん呼ばれました。

 

当時は鹿野山山頂に旅館があり、その離れに小屋がありました。

この小屋の上にアンテナ マスプロの5エレを垂直スタックで上げて

いました。

電気は小屋の電球ソケットをはずして、そこから100Vを供給して

いました。電気代は一晩1000円をはらって使い放題でした。

電波を出すたび電球の明るさ変わるので、旅館の人が不思議

がっていました。

気合を入れてパワーを入れて運用すると、東京、神奈川から

「うるさい」「スプラッターがひどい」「ローカルとラグチューができない」

とかなり苦情が出ました。

実際は、八重洲のFT620は混変調に弱いので、受信側に問題が

あったのです。トリオのTS-600やHF機+トランスバーターを使って

いる人は、混変調を発生しませんでした。

 

余談ですが、マスプロの八木は良くできていました。

放送波受信用の組立てを応用しているので、移動運用には最適でした。

エレメントクランプはすべて蝶ねじで、工具が無くても組立てできました。

また、広帯域なのも便利でした。50MHz−54MHzまでSWR1.5以下

最近では、Optimaized Wideband Array/W1JRタイプと呼ぶアンテナ設計

手法があり、50Ω直接給電ができます。マスプロの八木は、ガンママッチ

でしたが、広帯域でしたので各エレメントの配置はW1JRタイプに近い

エレメント配置をしていたようです。実際アンテナゲインは他社よりも

少し低めでした。CQ誌の広告には、「マスプロのアンテナの特性には

絶対ウソはありません」と記載してあり、印象的でした。

このアンテナの特性は移動でかなり発揮してくれました。

マスプロのガンママッチはハイパワーにも対応していました。

ナガラのガンママッチはハイパワーでコンデンサ部がすぐ焦げる問題が

良くありましたが、マスプロではそのようなことはありませんでした。

 

その後、千葉県茂原市の会社に就職したので、一人で毎週土日、50MHz

千葉県の移動運用をしていました。移動運用も半端が嫌いなので、

クリートの6エレを4.5m間隔垂直スタックを一人でTop10mまで持ち上げて

いました。(マスプロの八木はすでに生産中止で入手できませんでした)

移動場所到着から移動運用開始までの時間は15分で6エレシングルを

10mまで持ち上げて1kW発電機を回して電波を出すことができました。

クリエートの6エレは、早く組立てられるようにいろいろ調整をしました。

 

移動運用でのアンテナ組立て時間の短縮方法のアイディアは、CQ誌に

ずいぶん掲載されていました。有名なのがエレメントをクリップで止める

だけの移動運用記事が掲載されていました。しかしあの方法は千葉県

のような風が強い海近くや、山の森、林の中での運用では使えません。

エレメントが風で飛ばされるか、木の枝にひかかりエレメントが簡単に

落ちてきます。

私は、エレメントブラケットは、クリエート製を流用してエレメントブラケット

に工夫をして、エレメントを挿入して蝶ねじで締め込むだけにしました。

各エレメントにはひと目でわかるように色付ビニールテープで色分け

していました。ちなみに固定運用用として一時期1年くらいそのまま

組立てて使用しましたが、それでも風で分解してしまうようなことは

発生していません。

 

スタックは30分くらいはかかっていたように記憶しています。

風の強い時は10mポールが煽られてを引き上げるの大変でした。

今は腕力が劣り到底できません。

 

サイクル22始まりの頃、千葉県犬吠崎(銚子市)まで移動して、夜明け

前にアンテナを上げて、Wが聞こえてくるのを待ち構えていました。

千葉県の犬吠崎は本州では一番夜明けが早いところです。このため

Wが聞こえ始めるのも一番早いのです。

関東、東海、近畿エリアのハイパワー局が出てくる前にWを捕まえるの

に精と「パワー」を入れていました。

その「パワー」でも関東エリアのハイパワー局にはかないませんでした。

この頃Wのおじさんにグリッドロケーター番号を送るのが流行っていま

した。東京は「PM」でしたが、千葉県の東側は「QM]で銚子市は

「QM05」でした。QM05は千葉県と茨城県の一部以外は海です。

Wのおじさんは、1st QMと言って喜んでいました。

 

そんなアマチュア無線をやっていたある日。

1980年の7月、地元のクラブのOMさんからお声がかかりました。

今年の晴海で開催するハムフェス(アマチュア無線フェスティバル)で

ATV(アマチュアテレビジョン)をやろう。集合せよ。

当時は晴海で開催して名前はアマチュア無線フェスティバルでした。

これは現在のハムフェアーです。

会場はすでに解体されて現存しませんが、近くの江間忠ビルには

日本無線協会があり、無線従事者試験、講習会が行われています。

 

クラブのOMさんたちは、当時小沢電気にジャンクで出始めた10GHz

のガンダイオードユニットを使ってFM方式でアマチュアテレビの

送信機と受信機を作る構想を持っていました。

  

前日まで、夜な夜なOMの家に集まり、アンテナ、送信機、受信機の

組立てを行っていきます。

当時高校生だった私は技術的な内容は全く分からず、OMさんたちに

教えてもらいながら、私は10GHzの電磁ホーンの一部を作りました。

完成した後の画出しでは一発OK、テレビにきれいなカラーバーが

映りました。感激でした。

 

送信機はいたって簡単、サチコンのテレビカメラの信号を簡単な

ビデオアンプに入力して、ガンダイオードの周波数調整端子に接続

するだけでした。

受信機は家庭用のテレビが使えないとの事で、Gun Diode ガンダイ

オードのIF出力をクラブのOMさんが所有のマイクロ波中継用の

70MHzIFの復調ユニットに入力してビデオ信号を復調しました。

 

後から教えていただいたことですが、なんとこのFM方式のアマチュア

テレビ ATVの実験は、当時日本で始めてだったそうです。

もちろんその当時は、AM方式だのFM方式の違いは良く理解して

ませんでした。

 

ハムフェス中は、10GHzのテレビ実験の説明員をしていました。

距離は3m。もちろんM5Cです。あまりにきれいなので、ケーブルで

つながっているの?などと聞かれるので、電磁ホーンを天井に向ける

と反射で伝播するので、10GHzであることが気づきます。

皆さん「おー、ふーん」と驚いていました。しかし私自身は技術の

奥深さに気づかず当たり前のように説明した記憶があります。

今ではこのような実験は電波法違反でしょうが、当時は微弱電波の

規制が厳しくなる前でしたので、「微弱の範囲」で勝手に実験して

いました。

 

勢い、晴海の会場内の端からは端まで飛ばそうと、アンテナを移動

しました。

ところが、IF用に急遽準備したテレビ用の3C2Vのケーブルが50mくらい

になって、ケーブルに近くの東京タワーからの各種放送波(特にFM放送)

の混変調で画像を復調することができませんでした。

 

当時はまだ430MHz帯でAM方式のアマチュアテレビが可能でした。

どこかのメーカ(ラリー電子?)のような会社から430MHz用のアマチュア

テレビ送信機が20万円くらいで売っていました。

また、アマチュアテレビは2アマ以上の資格が必要でした。

 

その後、ガンダイオードを使ったFM方式のアマチュアテレビジョンATVは、

マイクロの大御所JF1VAS成澤OMより、マイクログループに伝わり、

マイクロ愛好家に広がって行きました。

当時成澤OMは市川市に住んでいて、クラブのOMとよくマイクロ談義を

していたそうです。

確かCQ誌1980年12月号に記事が掲載されていたように思います。

 

同じような実験は、当時九州のJA6BI 田縁OTも行っていたようです。

 

その後FM方式のアマチュアテレビジョンは、変調が簡単にかけられる

ことが幸いして、AM方式に置き換わり広く普及していきました。

しかし、1980年代の問題は受信機でした。FM方式のテレビ信号を復調

をする手段が馬鹿でかいテレビ放送用のマイクロ波ユニットを使用以外

良い方法が無かったのです。

しかし、JA6BI 田縁OTは、技術力、斬新なアイディアでこの復調問題を

解決するべく、SONY製の8mmVTRの復調用IC(CX108?)を補修部品で

SONYサービスから取り寄せ、ICを使った回路製作を記事CQ誌に連載で

発表していました。

加えて、アマチュアテレビの先駆者故JA1AKA 荒川OTもFM方式の

アマチュアテレビを精力的に紹介して普及させていました。

これらの献身的な活動はいまでも尊敬する限りです。

それでもFM方式の受信機の製作は難しく大変な時代でした。

 

1990年代に入ると、衛星放送が普及しはじめました。なんと衛星放送の

変調はFM方式だったのです。このころになると、信越電気から名前が

秋月電商に変わった店先にジャックの衛星放送用チューナーが放出

し始めました。

このチューナーを使うと魔法のごとく簡単に復調できるようになりました。

 

この送信はガンダイオード、直接変調、復調は衛星放送のチューナー

を使うアマチュアテレビジョン方式は、CQ誌、Ham Journalなどに多数

掲載されて、利用者が非常に増えて行きました。

 こうして、アマチュアテレビは一挙にAM→FM方式に切り替わりました。

 

今でも合点がいかない点があります。

衛星放送の画像は、映像 1Vp-pの信号を周波数偏移17MHzで

(±8.5MHz)変調していました。音声サブキャリアは6.5MHzでステレオ

音声多重をしていました。

周波数帯域幅は、27MHzが標準で、CS用の衛星の場合には、36MHz

になっていました。

 

なぜかアマチュアの場合には周波数偏移が9MHzで周波数帯域が

17MHzになっていました。占有周波数帯域を狭くするため周波数遷移幅

を小さく理由はわかるのですが、なぜ周波数遷移幅9MHz、周波数帯域が

17MHzになったのか、わたしには良くわかりません。

当時は1200MHz帯も帯域削減前で1215MHz-1300MHzまであり、周波数

偏移をわざわざ 9MHzにして画像のS/N比を悪くする理由は無かったと

思います。

このため、衛星放送用チューナのビデオ信号出力は、基準の1Vp-p

の60%くらいしかなく、そのままではテレビによっては垂直同期の

クランプが上手く動作せず同期ずれを起こしていました。

簡単な 6dB アンプをつけてテレビに接続していました。

また、同期信号の極性反転スイッチもありました。

 

現在のFM方式のアマチュアテレビの申請書には、映像信号の周波数

偏移は1Vp-p 9MHz(±4.5MHz)以内と記載しています。は言っても、プ

リエンファシスは衛星放送と同じ時定数で行っています。しかし、実際に

運用している場合には、衛星放送と同じように周波数偏移1Vp-p 17MHz

に設定しているように思います。とは言っても、アマチュアテレビの伝送

映像はカラーバーのような信号で高周波成分が少ない信号が多いので、

周波数偏移が17MHzであっても1200MHz帯のアマチュアテレビの帯域

17MHzからはみ出ることは無いと思います。実害がないので結果

オーライなのでしょう。

 

AM方式の場合には、テレビの信号は負極性変調で行います。この理由

は仮にAMで過変調になった場合には、正極性変調の場合には同期

信号がなくなる可能性があります。しかし、負極性変調の場合には仮に

過変調になっても同期信号がなくなることはありません。映像信号の

明るい部分が黒に反転するだけなので、最悪の同期乱れを起こすこと

がないからです。

FM方式の場合には、逆に周波数偏移が周波数が高い方に大きくなると

周波数のリニアリティーが悪くなるので、変調の同期信号は正極性です。

周波数変調時にわざわざ映像の極性を反転する必要はないのですが、

なぜかビデオ出力信号の極性反転スイッチなるものが付いています。

 

極性反転のスイッチが残った理由は、私自身よく理解していませんが、

推測するに、ビデオ信号出力をガンダイオードのIF端子に駆動する

回路に使ったビデオアンプが、極性が反転するOPアンプを使う事例が

多かったためだと思います。非反転形OPアンプを使うよりも、極性が

反転するアンプの方が作りやすく製作実例が多かったためです。

実際回路実験をしてみると、簡単なトランジスタのベース接地+

プッシュプルのエミフォロの6dBゲインのアンプで十分でした。

 

AM方式のアマチュアテレビは、両側波帯のA8W(旧電波形式A9)を

利用しています。したがって、振幅変調すると周波数帯域は2倍に

なります。周波数利用効率の点から片側の側波帯は必要ないので、

SSB(片側波帯)でも放送は可能でした。

しかしそうは簡単に片側波帯にすることはできません。

テレビジョンの信号は、NTSCの場合には垂直同期周波数は60Hzで

なおかつ画像が全部白(1Vp-p)のような状態では、その信号スペクトル

は直流近くまでエネルギーがあります。しかし映像信号を振幅変調

(AM)した後に、片側の側波帯を直流から4.2MHz(NTSC)まで位相

ずれなくフィルタで除去するのは不可能です。映像信号の場合には、

周波数ごとの位相ずれは映像の品位を著しく低下させます。

この理由は、映像信号の波形の特徴が矩形波に近いからです。

また、映像信号には、矩形波の同期信号が重畳されています。

フィルターの位相ずれは、同期の乱れの原因になります。

フィルターに位相ずれが発生すると、矩形波の立ち上がり、立下り

部分に大きなリンギングが発生します。

これが画像の輪郭部に大きな影響を与えるのです。

具体的には、顔や文字の輪郭強調部がことごとくギラギラしたり、

のっぺりしたり信号劣化します。そこでNTSCのテレビジョン方式を

開発したアメリカのRCA社は、下側波帯のキャリアの中心部を

1.5MHzだけ一部分残す、残留側波帯方式(C8W)を編み出しこれを

採用しました。

残留側波帯方式にすることにより、広帯域であっても画像の位相ずれ

が少ない画像を得られかつ、周波数帯域幅は映像+音声周波数

帯域の3割増加 6MHzだけで実現できました。

これは画期的なというか、苦肉の策だたように思います。何事も

人間追い詰められるとぎりぎりでアイディアが浮かぶのでしょう。

この残留側波帯方式はその後アイディア構想から70年以上いまだに

利用、通用している息の長い無線技術です。

そういえば、無線技術の世界は、AM、FMにせよとても息の長い技術

が通用するのは不思議です。

 

話をアマチュアに戻して、AM方式のアマチュアテレビジョンでは、残留

側波帯方式で6MHzの位相特性がフラットなフィルターを作るのは

不可能です。このため、アマチュアでは免許上残留側波帯のC8Wの

免許上指定事項が残っても、実際の運用では両側波帯のA8Wを利用

したのでしょう。

現在のデジタル技術を利用すれば、デジタル信号処理(DSP)を利用

して、映像信号デジタル化した後にヒルベルト変換で片側だけの側波帯

を直流から6MHzまで得ることは可能です。しかしかなりのデジタル信号

処理量を行うことになります。そこまでしてアナログのテレビジョンを変調

するくらいであれば、変調もすべてデジタル化してデジタルテレビジョン

にする。これがデジタルテレビジョンをめざした理由です。

 

それにしても、430MHz帯でAM方式のアマチュアテレビジョンが許可

されていた時代に、A8W(A9)の占有周波数帯域はどのように扱われた

のか非常にに興味のあるところです。計算上ではA8Wの周波数帯域は

音声を加えた周波数帯域4.5MHzの2倍の9MHzになります。430MHz帯の

帯域が10MHzでしたので、キャリアの中心周波数は435MHzであるはず

でしたが、キャリアは20MHzくらいから周波数逓倍で435MHz付近まで

もちあげていました。最終段階で高電力振幅変調を行っていました。

たしか、ファイナルは双ビーム管の829Bが使用されていたように記憶

しています。実際はいくつかのキャリア周波数用逓倍水晶振動子が

使用されていたようですし、市販していたラリー社のアマチュア

テレビジョン送信機も数チャネルのキャリアの周波数を選択できたよう

に記憶しています。

この時も、アマチュアテレビで扱う信号は映像の高周波成分(細かい

映像)をあまり含まないカラーバーのような信号だけだったので、

両側波帯によるバンド逸脱の実害問題はなかったのでしょう。

これでよくFMのモービルから異論がでなかったのが不思議です。

この時代430MHzにOn Airするにはタクシー用の業務機を改造して

いました。実運用者数も非常に少なかったので、和気あいあいと運用

していたのでしょう。

これも結果オーライだったのだと思います。

 

話をデジタルテレビに戻して、なぜこんなにFM方式の周波数偏移に

こだわっているかと言うと、FM方式の周波数偏移 9MHzと周波数

帯域幅が17MHzに決まったことが、デジタルテレビになっても引き

継がれていることにあるからです。

 

何度も繰り返し記述しているように、これまでのアマチュアテレビ

ジョンは厳密に無線局運用規則と照らし合わせると矛盾がたくさん

ありました。しかし、大岡越前の裁きで皆が幸せに、楽しく暮らせる

ように(運用できるように)してきました。

 

私がデジタルテレビジョンの申請をする場合に、どのような申請書を

記載すればよいかをかなり考えました。TSSの保証認定基準を良く

読むと、アマチュアテレビの周波数帯域は17MHzを超えられないと

明確に記載してありました。

また、この17MHzがアマチュア局の最大周波数帯域のようにも

読み取ることができました。

 

これがデジタルテレビジョンの申請でかなり考えたところです。

 

しかし、この後に説明しますが、デジタルテレビジョンは、アマチュア

テレビジョン 「ATV」とは認定されませんでした。したがって、非常に

悩んでいろいろな文献を読んで勉強した割には結果としては17MHz

にこだわらなくても良かった訳です。

 

これも結果としては、テレビジョン方式の周波数帯域の文献を

いろいろ読むきっかけになったと言う点では、結果オーライなの

でしょうが、デジタルテレビジョンも、アマチュアバンド内のことで、

アマチュアバンド外の無線運用規則ではないので、ここは運用規則

を柔軟に解釈するような粋な計らいがあってもよさそうなものです。

 

JARLさん、デジタルテレビジョンの普及にも力を貸してください。

 

  

本章

 

 

 1.デジタルテレビジョンとの出会い 

 

デジタルテレビジョンを知ったきっかけは、2006年夏頃に、たまたま

見かけたドイツアマチュア無線連盟 DARCのWebを見たときに、

「ATV」ならね「DATV」を見つけたことに始まります。

 

http://www.datv-agaf.de/

 

Webはドイツ語の記述で理解するのに苦労しました。

DARCでは、デジタルテレビジョンの開発チームを立ち上げて、2002年

頃にデジタルテレビジョン用のMPEG符号化(エンコーダー)基板、デジ

タル変調回路基板を100台ほど領布して実験していることをしりました。

この基板設計は、Kraus DJ8DW教授の大学チームが行っていて、学術

論文も数本出ています。

早速DJ8DW Kraus博士にデジタルテレビジョンについてメールを出し

ました。すぐには返信をいただくことはできませんでしたが、直接返信を

いただき、丁寧に説明していただきました。ここでわかったことは、基板

はすでに配布済みなので入手できない。HDTVの実験は行ったけれど

特別な方法で行ったので、現在はHDTVの実験は行っていないことなど

がわかりました。

ドイツ語なので、詳しくはわかりませんが、DJ8DWのDARCグループの

ほかに、スイス工科大学 電気研究所のHB9JNX Sailer博士はじめ数名

スイス・ドイツ連合グループが同時にデジタルテレビジョンのシステム設計

をすすめていました。2001年には、現在私が購入したのSR-Syetems社

のデジタルテレビジョンと同じシステム設計が完了して、実用化している

ことがわかりました。

 

http://www.swissatv.ch/documents/AGAF2007%20Wehningen%20(presentation).pdf

http://www.d-atv.nl/

http://users.skynet.be/ea5fin/

http://www.gb3sq.org.uk/digital.html

http://www.g7lwt.com/datv.html

http://www.kolumbus.fi/michael.fletcher/dvb.htm

http://atv.hamradio.si/S5-DATV.HTM

 

2007年初め頃、Stefanさんにメールを送り、デジタルテレビジョンの基板

を購入したい旨、メールで連絡しました。しかし、突然日本からの購入

希望メールに相当戸惑ったのか、返信をもらうまでには数回のメールの

確認が必要でした。

Stefannさんも英語は母国語ではないので、日本からのメールにびっくりした

ようです。このため、私自身の自己紹介やデジタルテレビジョンは日本の

アマチュアでは初めてになるだとうことなどの情報を交換しました。

Stefannさん自身も、SR-Systems社の社長ですが、正規の社員はいない

ようで、アマチュア用のデジタルテレビジョンの仕事が主ではなく、無線

システム関連の仕事を主にやっているようです。

 

このメールのやり取りで、SR-Systems社からデジタルテレビジョンの基板

一式を購入できる見込みができました。しかし、Stefannさん自身、基板を

欧州以外の日本に輸出することに対してかなり慎重でした。

その理由は、ドイツでは付加価値税(VAT)日本の消費税に相当する税が

25%もあり、欧州域外に輸出する場合には、この税金が免除されます。

 

しかし、この税金の免除申請(輸出申請)がかなり厳しく手続きが難しいとの

ことで、Stefanさんはかなり苦労したことと思います。

輸出手続きの途中では、過去ドイツのWiMO社からEHアンテナを輸入した

ことがあり、その時のInvoiceを見せて説明しました。

 

日本では、EHアンテナと言えばFR Labo社ですが、WiMO社は一番早く

EHアンテナの販売を始めた会社です。

現在円高ですので、WiMO社からEHアンテナを輸入したほうが安いかも

しれません。性能はかわらないです。作りもしっかりしています。マッチ

ング調整は、筒の外側にある金属のバンド位置をずらすだけです。

 

http://www.wimo.de/cgi-bin/verteiler.pl?url=antenna-eh_e.html

 

このようなメールのやり取りがあり、ようやくStefannさんが見積書の

提示と日本への輸出の手続きが始まりました。

 

また、メールのやり取りの中で、

特に欧州では、デジタルテレビジョンの主力は430MHz帯と1200MHz帯

です。

日本で主力になるであろう、1200MHz以上でかつ、トランスバーターの

を接続した周波数対応をするため、日本向けのデジタル仕様、周波数

仕様を追加してもらいました。

 

それからドイツの方々の生活習慣も良く分かりました。

Stefannさんだけの事ではないのですが、個人事業であっても土日は

必ず休む。休日期間中のメール返信はない。

7月のバカンス、12月のクリスマスなど、大型の休暇(1ヶ月単位)をする。

その期間は仕事はしない。メールの返信もない。

 

このような状況が良くわかったので、私自身がStefannさんとの接し方

で気を使ったことは、

 

…垢さ戮澆賄然の権利で、1ヶ月休みを取ることは普通

休みの間にメールの返信しないことに対して、顧客対応が悪いような

  事をは絶対言わない。言ってはいけない。

アマチュア無線用のデジタルテレビジョンの基板販売で商売している

  わけではないので、その点を理解して何事にも感謝する。

ぅ瓠璽襪諒絃呂呂わめて分かりやすい英語を使う。

  長文な文章は書かない。

ゥ妊献織襯謄譽咼献腑鵑隆霹弔牢粟品ですが、販売数量が多いわけ

  ではないので、量産品ではない。したがって、基板の不具合、不良

  はある程度発生する可能性はある。

  しかし、先方も好意で対応していただいているので、不具合、不良

  が発生しても一切文句は言わない。

 

★お願い

 

これからデジタルテレビジョンの基板を購入しようとしている方は、ぜひ

このような国際的な生活習慣の違いを理解してください。

メールの返信が遅い、顧客対応が悪いなようなことで、絶対に文句は

言わないでください。

 

ようやく、これでデジタルテレビジョンの送信機を購入できるように

なりました。

 

さて、デジタルテレビジョンの送信機を購入できるようになったものの、

肝心の免許が日本で得られるのかが問題になりました。

 

そこで、アマチュアの見方、TSSにデジタルテレビジョンの免許が

得られるものかと電話で相談しました。

TSSの滝本さんが非常に丁寧に相談に答えてくれました。

滝本さん自身もデジタルテレビジョンそのものは、名称としては聞いて

いるものの、実際に書類の審査をしたことがないので、一緒に考え

ながら申請書を作成することにしました。

また、免許取得だけが目的ではなく、デジタルテレビジョンの運用を

行うことを説明して理解していただきました。

 

このような電話、メールでの話し合いの末、 

基本的にデジタルテレビジョンの免許の取得は可能である。

デジタルテレビジョン免許取得に向けての課題が明確になりました。

 

.妊献織覯修靴進式そのもの仕様が公開されていること

▲妊献織襯謄譽咼献腑鵑諒式そのものを説明する分かりやすい技術

    資料を添付すること

▲妊献織覯修靴討眸誅胆を持たないこと

アマチュアバンドから逸脱しないようにな手立てを講じていること

ぅ妊献織覯修量榲がはっきりしていること

ゥ妊献織覯修慮果がはっきりしていること

 

これらの課題を解決するべく、申請書類の作成を始めました。

デジタルテレビジョンの申請書類の作成を始めたのは、2007年梅雨の

季節だったと思います。

 

第一関門は送信機系統図です。

デジタルテレビジョンの送信機系統図として、どこまで記載することは

何なのか。

どこまで詳細に記載することが必要なのか。

特に、Stefannさんには非常に協力していただきました。

デジタルテレビジョンの免許取得に「送信機系統図」を提出することなど、

包括免許のドイツには存在しません。

 

一方Stefannさん自身も、会ったこともない見知らぬ日本人に送信機の

詳細な仕様は出したくないのような意識もあったと思います。また、言葉

の問題もありました。お互い英語は母国語ではありません。

互い細かい表現はできません。

 

このようなStefannさんとのメールのやり取りが何度かありました。

最終的には、Stefannさんの協力とTSSの滝本さんに相談しながら、現在

の送信機系統図が完成しました。

 

別の問題も浮上しました。

その問題とは、デジタルテレビジョンの申請書類が明確になったと言え、

 銑イ泙任了駑舛鯡筏申請用に分かりやすく作成するのは非常に

大変な作業でした。

 

資料を作成するためには、映像をデジタル化するために必須の画像圧縮

技術(MPEG2/MPEG4)の理解が不可欠でした。

画像圧縮技術そのものの技術資料はたくさんありますが、免許申請書類

に関係するような資料はありません。

 

まさしく全てがゼロからのスタートでした。

いろいろ調べていくうちに、徐々に技術的理解が深くなりました。

 

2.デジタルハイビジョンも同時に申請

  日本のおかれているデジタル化の立場

 

人間いろいろ技術的に分かり始めると欲がでるもので、ハイビジョンも

同時に免許申請してみたいでした。

幸い、標準テレビジョンもハイビジョンも電波形式上は全くかわりません。

したがって、変調信号の符号の内容を変更するだけになります。

実際TSS経由でハイビジョンも申請しますと言うと、滝本さんもびっくり

していましたが、電波形式上の違いがないことを説明すると理解して

いただき、関東総合通信局にも確認していただきました。

 

これでなんと、アマチュアでデジタルハイビジョンの免許も申請する

ことにしました。

 

この申請書を作成しているときには、購入したSR-Systems社の基板

のデジタル入力に対して、PC経由で家庭用ハイビジョンカメラで撮影

したデジタルデータを入力することで実現できると考えていました。

しかし、その後の調査で家庭用ハイビジョンカメラのインターフェイスと

デジタルテレビジョンのデジタル符号入力インターフェイスの仕様が

全くことなることがわかりました。

 

また、このインターフェイスをあわせるためには、かなり高額な放送用

の基材を購入する必要がわかりました。

 

以上の理由により、アマチュアデジタルハイビジョンの免許は申請

するが、実際にハイビジョンの信号を伝送することはできないことが

わかりました。

 

デジタルアマチュアハイビジョンの課題は、これからの課題に残して

おきたいと思います。

 

デジタルテレビジョンになって出てきた専門用語の意味を理解する

のもかなり難しいことでした。

 

欧州のアマチュアグループが採用したデジタルテレビジョン方式は、欧州

連合が策定しました。名称は、Digital Video Broadcasting DVBで、1993年

仕様が公開されています。アマチュア無線への応用は、これより6年後の

1999年頃から始まったようです。

この頃になると、欧州でも安価なDVBチューナーが流通しはじめたので

アマチュア用としてデジタルテレビジョンの開発を始めたのでしょう。

 

http://www.dvb.org/

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%B8%E3%82%BF%E3%83%AB%E3%83%93%E3%83%87%E3%82%AA%E3%83%96%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%89%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0

 

その後、オランダ、イギリス、スペイン、スロベニア、フィンランド、

フランス、チェコなど、ドイツ周辺の欧州でかなり普及していることを知り

ました。

欧州では、ATVのレピーターも普及していて、国を跨いだレピーター網が

形成されていることがわかりました。

加えて、DATVのレピーターもすでに稼動しています。

すでに国境を越えて、300kmを超えるデジタルテレビジョンの交信が行わ

れていました。

ここでも欧州のATV、DATVの国をまたいだ連携が非常に進んでいる

ことが良くわかりました。

 このような実情を見ることができるようになったのは、インターネットの

恩恵そのものだとつくづく思いました。

 

加えて、日本はテレビジョンの放送、アマチュアを含めて、デジタル化は

世界的に見て進んでいるようで実は大きく遅れていることが分かりました。

少し海外に目を向けると、無線技術のデジタル化ではかなり日本は遅れ

ていることがわかります。

事実、携帯電話の主力デジタル技術はアメリカ、欧州の特許が有力です。

 

日本では、1989年にNHKがMUSE方式のハイビジョン実験放送を始めた

ため、技術的には進んでいたように思います。

しかし、ハイビジョン化(高精細化)では日本は世界をリードしましたが、

デジタル化では欧州から大きく遅れをとりました。

日本のデジタルテレビジョン方式はISDB方式ですが、基本は欧州のDVB

方式と同じです。ISDBとDVBの違いは、番組案内、天気予報などの情報

とコピー防止機能を統合化した点です。その統合化の名称そのものが

ISDBの名称にもなっています。

 

http://ja.wikipedia.org/wiki/ISDB

http://masa0803.spaces.live.com/?_c11_BlogPart_BlogPart=blogview&_c=BlogPart&partqs=amonth%3D3%26ayear%3D2006

http://www.soumu.go.jp/joho_tsusin/policyreports/joho_tsusin/catv_system/pdf/070315_1_sa1_9.pdf

 

テレビジョンのデジタル化技術本体はDVBと同じことがわかりました。

日本の国策だとおもいますが、技術的に進んだ欧州技術から国内の

メーカを保護する観点から、日本独自方式を策定したのだと思います。

 

http://www.soumu.go.jp/joho_tsusin/pressrelease/japanese/housou/990524j701.html

http://www.arib.or.jp/tyosakenkyu/kikaku_hoso/hoso_gijutsu_number.html

http://www.geocities.jp/bokunimowakaru/

 

アメリカも同じですが、欧州もアマチュア無線の地位が高く、アマチュアと

大学の学術連携がかなり進んでいます。

日本の場合には、アマチュア無線は素人の遊びのように考えているの

とは大違いです。

この事は、故  exJ2JJ  and  JP1BJR 大河内OTもある月刊誌の

インタビューで言っていました。

大河内OTが戦後アマチュア無線を再開しなかった理由は、

「大学の学者が

  素人のアマチュア無線をやるような状況は学内、学会ではなかった」

大河内OTがアマチュア無線を再開したのは、大学の教授職を退職した

後の事でした。

 

3.デジタルテレビジョン関連の資料

 

   より理解を深めるために

 

デジタルテレビジョン送信機にはドイツでしか購入できませんが、デジタル

テレビジョンはDVB方式に準拠しているので、受信用チューナーは国内

でも安価に入手することが可能です。

安値5000円くらいから購入可能です。

YAHOOオークションの衛星放送の分野で検索することができます。

 

日本国内では、2m〜4m級のパラボラを設置して、アジア地域の衛星

放送を受信している方々が相当数います。

この方々のWebには、デジタルテレビジョンに有効な情報もたくさん

あります。いくつかピックアップしましたので、参考にしてみてください。

Webはおおよそ相互リンクしているので、リンク先をたどっていくといろ

いろ情報を入手することが可能です。

 

衛星放送局の検索は アジア地域

 

http://www.lyngsat.com/asia.html

 

衛星放送用語の検索

 

http://www.musou.net/satellite/index.htm

 

海外衛星放送の受信方法と衛星放送用チューナーの購入

 

http://sat2.hp.infoseek.co.jp/index.html

http://www.hirokichi.com/tvro.htm

http://homepage3.nifty.com/2SC1815/SAT/index.html

http://eiseitv.com/cgi/shop/shop_index.cgi

http://www2s.biglobe.ne.jp/%7Eyappon/sattv0.html

http://list3.auctions.yahoo.co.jp/jp/2084239152-category-leaf.html

 

 

4.衛星チューナーの設定方法

 

 

デジタルテレビジョン用に汎用のDVB衛星放送用チューナを設定する

のにもずいぶん苦労しました。

頭の中では、衛星放送チューナーのIF周波数を直接入力することで

受信できることはわかっているのですが、なかなか画像が出ません。

また、多くの衛星放送チューナーの設定を変更する場合には、

パスワードなるものが必要になるので、このパスワードを探すにも

苦労しました。

パスワードは、たいてい初期設定は「1234」だと思います。

 

チューナーの設定は大丈夫だと、甘く見ていたのが災いしました。

 

まずわからなかったのは、シンボルレート、FEC、PID、LNB

仰角など画面に出てくる用語でした。

重要な用語の説明は、次章で説明します。

 

衛星放送チューナーには、あらかじめ主要は放送衛星の設定が

できています。受信したい衛星とテレビプログラムを選ぶと自動的

に衛星チューナーの設定が完了します。

受信対象の衛星の周波数は、C BandからKu Bandまでいろいろ

変わります。

 

しかし、アマチュア用にこの衛星チューナーを転用した場合の設定方法

をどのようにするのか、欧州のアマチュアテレビジョンのWebを見ても

説明がありません。

手探りで衛星チューナーの設定を模索しました。

 

最終的に理解したのは、衛星放送受信に使用するLNBは、どの衛星

放送Bandであっても、950MHz〜2150MHzのIFに周波数変換するので、

この周波数変換の引算とシンボルレート、エラー訂正の設定を頭に

入れておけば、アマチュアデジタルテレビジョンの受信に利用できる

ことがわかりました。

 

注意事項

 

シンボルレートとエラー訂正の設定値は、交信する相手方とあらかじめ

決めておく必要があります。

設定値が異なると受信できなくなります。

ただし、衛星チューナーによっては、自動で設定を検索する機能がある

機種もあります。

また、エラー訂正の設定値 1/2 に対応していない機種もあります。

 

これで受信の準備はできました。

  

 

5.デジタルテレビジョンの技術的説明

 

 

 市販のデジタルテレビジョンチューナーは、YAHOOオークション

で入手しました。だれも入札していなくてとても安く手に入れました。

ところが、これをデジタルアマチュアテレビジョン用に設定する

ことを理解するまでには長い時間が必要でした。

 

理由は簡単、デジタルテレビジョン用語が理解できないのです。

早速インターネットで、海外の衛星放送を受信しているWebを

見ながら設定方法を理解していきました。

アマチュアが送信するデジタルテレビジョンを受信する上では

全くゼロからのスタートでした。

チューナーのIFは1200MHz帯を利用していますが、チューナー

の周波数表示は、チューナーに接続するLNBのバンドごとの

周波数表示になるります。

最初は、この表示の意味がわかりませんdした。

 

たとえば、Cバンドの場合には、5970MHz、Xバンドの場合には

10750MHzのようになります。

LNBは、これらのバンドの周波数からIFの950〜2150MHzの

周波数に変換するのです。

 

たとえば、Xバンド 10750MHzの場合、

IF周波数を1280MHzに変換するときのXバンドの周波数設定は、

 

10750+1280= 12030MHz に設定します。

 

各衛星放送バンドで表示される周波数は、LNBの局部発振器

の周波数です。

 

周波数変換式を整理してようやく設定方法を理解しました。

またこの理解により、YAHOOオークションで出品されている

海外用の衛星放送用チューナーがすべて応用できることが

わかりました。

 

デジタルテレビジョンを始めると、いままで聞いたこともない専門

用語がたくさんできてきます。

その一部の専門用語を解説したいと思います。

 

欧州の交信事例を見ると、

シンボルレート 8000ksps (周波数帯域 8MHz)

FEC        2/3 または 3/4を選択

 

この設定が標準のようです。

シンボルレートとFECの設定が異なると受信できなくなるので、

あらかじめ相手方と設定を決めておく必要があります。

 

欧州の各Webには、それらの設定値が記載してあります。

レピーターも同じです。

 

シンボルレート  

 

DVB-S方式の場合には、シンボルレート=周波数帯域幅になります。

また、シンボルレートは、一般的なビットレートとも言い換えても大きな

間違えではありませんが、正しい技術説明ではありません。

 

変調方式がQPSKの場合には、1bpsのデータを変調すると周波数帯域

幅は1Hzになります。これを周波数利用効率と言うことにします。

1Hzあたり何bitの情報を伝送できるかの指標です。

この指標は、変調方式によってことなります。一般的なQPSK方式の

場合には、1Hzあたり1bitになります。

よって、シンボルレートを6000ksps(Symble per second)に設定すると

周波数帯域幅は6MHzになります。

 

なお、変調方式はBPSKの場合には、周波数利用効率は0.5Hzで1bit

になるため、周波数帯域幅は2倍の12MHzになります。

 

FEC  Forward Error Collection (エラー訂正)

 

受信した符号に間違え(誤り)があった場合に、そのエラーを訂正

(復元)するための付加符号のことです。

 

過去のアマチュア無線のデジタル(パケット)通信では、なるべく

早い通信速度を確保するために、エラー訂正符号を追加する事例は

無かったと思います。

それではこれまで、デジタルデータにエラーが発生した場合にどの

ように対応していたかを説明します。

 

アマチュア無線の場合には、双方向通信ですので、仮に通信中に

エラー(通信遮断)が発生した場合には、受信側は送信側にもう一度

データを送信するように要求します。

電話の音声帯域を使ったパケット通信でも同じです。

 

このような方式をARQ (Automatic Repeat Reqest)

 

一方、CDや放送などのように、一方的にデジタルデータを受信する

場合には、エラーが発生してももう一度データを送ることができません。

このため、ARQ方式を利用することができません。

 

このような理由で、CDや放送などでは、送信する時(記録する時)に

あらかじめエラーを復元する符号を埋め込んで(追加して)おく方式に

なっています。

 

このような方式を一般に、畳み込みエラー訂正符号と呼びます。

 

エラー訂正方式はいろいろあります。身近なところでは、CDやDVD

のようなディスクに記録する時にエラー訂正符号を追加します。

名前は、リードソロモン、ビダビ方式などが有名です。これはエラー

訂正方式を考えた人の名前です。

 

詳細のエラー訂正方式は、デジタルテレビジョンの緒言の中に記載

してあります。

 

設定値は分数表示になる。 1/2  2/3  3/4  5/6  7/8  8/9

 

通常利用する設定値は、2/3か3/4 です。

衛星放送で設定している値と同じです。

 

エラー訂正設定値の意味

 

FEC設定が 1/2の場合には、映像、音声符号とエラー訂正

符号の割合は 50:50になる

 

FECの設定が2/3の場合には、映像、音声符号とエラー訂正

符号の割合は、67:33になる

 

FECの設定が3/4の場合には、映像、音声符号とエラー訂正

符号の割合は、75:25になる

 

以上より、アマチュア無線のように伝播経路が特定できない場合

つまり、符号のエラーが発生しやすい状況においては、できるだけ

エラー訂正符号割合が多い設定にしたほうが確実に画像を復調

することができます。

 

衛星放送の場合には、Kuバンドのように雨の影響を受けやすい

場合には、雨が降っているときにFECの設定を自動的に変える。

たとえば 3/4 → 2/3

 

SID Station Identification

 

その名の通り、放送局のIDになる。

アマチュア局の場合には、自局のコールサインになります。

 

PID Program Identification

VID  Video Identification

AID  Audio Identification

 

その名の通り、放送中のProgram ID(Code)

アマチュア局の場合には、特別プログラムの違いはないので、

自局のコールサイン良いのではないでしょうか。

 

ONID-TID  

OnAir Identification Terminal Identification Number

 

放送/通信事業者の事業者コードを表している。

ひとつの衛星を単独の事業者が利用している場合には、このコードが

ない場合がある。

ちなみに、124度スカパーのコードは、10-16386

 

偏波面

 

衛星放送は、静止衛星から電波が送信されています。地球の静止軌道

36000km上は、地球からみて0.1度間隔で衛星が配置されています。

特に欧州、米州、アジアの上空は衛星の過密地帯です。

相互の衛星の電波が干渉しないように、衛星から送信する電波の偏波は

回転系の右回転と左回転と直線系の水平と垂直で使い分けています。

 

日本の衛星放送は、左回転(左旋回偏波)です。お隣韓国は逆の右回転

(右旋回偏波)を使っています。

このような理由により、衛星チューナーからLNB(Low Noise Block)に偏波

を変更する信号を送る機能があります。

 

仰角と経度

 

パラボラアンテナの仰角です。アマチュア衛星やEMEを知っている方は

おなじみの用語です。

衛星放送の場合には、静止軌道を受信するので自分の位置(緯度)が仰角

になります。

そのほか、静止軌道のどの位置の衛星を受信するかで、アンテナの方向

を変える機能もあります。

日本では、東経110度(BS)と124度/128度(CS)に分かれています。

日本から海外の衛星を受信しようとした場合には、東経74度から177度

までの経度の衛星を受信します。

 

その他

 

アマチュアの場合には関係ありませんが、衛星放送の場合には契約者

だけが番組を視聴できるように、データが暗号化されています。

衛星放送を視聴する場合には、その暗号化のコードも必要になります。

現在では、どの衛星がどのような暗号化コードを使っているかを検索

できるようになっています。

 

衛星放送チューナーには、加入者だけが視聴できるように、プリペイド

カード(日本のB-CASカード)が必要な場合があります。

非常に便利なことに、日本で購入するチューナーはたいていカードが

無くても受信できるようにプログラムが修正されています。

また、暗号化コードを解除するプログラム書き換え方法も検索する

ことができます。

 

6.遠距離(DX)通信成功のために

 

デジタルテレビジョンの場合には、遠距離通信を行うための要素が

FM-TVと異なります。

FM-TVの場合には、、なるべく受信側の電界強度を強くする方法に

重点が置かれていました。

しかし、デジタルテレビジョンの場合には、電界強度よりも大切な

指標があります。それが BER Bit Error Rateです。

極端に言うと、電界強度が十分M5Cクラスでも、受信できない、受信

が不安定になる場合があります。

 

特に現在主流のDVB-S(衛星放送用)の想定伝播路は、宇宙空間

と上空を伝播してくるので、事実上多重反射のない条件です。

しかし、このDVB-S方式を地上で利用すると、様々な伝播経路の反射

(マルチパス)に遭遇します。

 

アマチュアのデジタルテレビジョンに最適なデジタルテレビジョン方式は、

DVB-Tです。

DVB-T方式は次章で説明します。

 

アマチュア無線の電波伝搬で発生する可能性が必ずある、マルチパス

これがもっとも大きな問題です。

 

したがって、マルチパスの影響をできるだけ回避した送信設定が必要

になります。

遠距離通信を行う場合の送信機の設定は次のように

設定するのが良いようです。

 

・シンボルレート(周波数帯域幅)のついては、できる限り小さい値

 狭い周波数帯域方が低いBERを確保できます。

 たとえば4000ksps以下に設定するのが良いと思います。

 

・エラー訂正符号の設定値は、できる限りエラー訂正をできるように

 大きな値に設定するのが良いと思います。

 これはアマチュアの場合には、送信した電波が地上、海上の地形

 影響を受けて長距離を伝播してきたわけですので、信号が強い

 弱いだけではなく、マルチパス(多重反射)の影響を受けます。

 

 アナログテレビジョンでは、マルチパスが発生しても画質はゴースト

 が出ますが、映像をモニターで確認することができます。

 

 しかし、デジタルテレビジョンの場合には、マルチパスにより、復調

 する際の符号のエラーが大きくなると映像がモニターに出ません。

 これは近距離の場合でも同じです。

 

 したがって、音声でアンテナの方向合わせをして確実に電波が

 届いているのに映像が出ない不思議な現象に遭遇します。

 

 この理由は、デジタルテレビジョンの場合には、信号強度は復調の

 良し悪しには関係ないからです。

 ですから、明らかに信号が届いていても復調できない場合には、

 マルチパスによる符号エラーの発生が大きいことが考えられます。

 このような状況が発生した場合には、受信しながらアンテナの方向

 をゆっくり微調整してマルチパスの影響が小さくなる方向にアンテナ

 を向けることが必要になります。

 このようなデジタルテレビジョン特有の特性により、遠距離の通信

 を行う場合には、アンテナの方向を左右にゆっくりまわして、BERが

 もっともよくなる アンテナの位置を探すことが重要です。

 

・遠距離通信時のシンボルレートのお勧め

  シンボルレート   4000ksps 以下

  FEC エラー訂正  1/2  2/3に設定

 

私のデジタルテレビジョン用の受信機

 

中国のTrimax社のSattelite Metersなる衛星放送用の捕捉装置を

使用しています。現在ではYAHOO オークションでも購入可能です。

5万円くらいです。

 

http://www.trimaxmeters.com/

 

特徴は、SM2200では信号強度とQuality(BER)を直接確認することが

できることです。

移動運用時には威力を発揮します。

 

SM2200の写真

 

SM2200では信号強度とQuality(BER)を直接確認することができる

 

 

SM2200の主な仕様

 

Trimax SM2500 and SM2200 Features
Shows strength and quality readings

Shows channel picture

Shows both S/N and C/N

Show numerical reading and bar reading

Completely programmable by the user

Signal Lock Light

Audio tone

3.5 inch TFT LCD Screen

DiSEqC Control

22KHz Control

Indicator Lights for 13/18 volts

Indicator lights for 22 KHz

Calculates Azimuth and Elevation

USB port for software upgrades

Global AC power charger included

12VDC power car charger included

Carrying case included

Neck strap included

USB software upgrade cable included

 

7.DVB-T方式

 

DVB-T方式は日本の地上波デジタル放送とよく似ています。

しかし、日本の地上波デジタル放送のようなワンセグメントチャネルは

ありません。

なぜこのDVB-T方式が一番アマチュアに適しているかは、その電波

形式にあります。

 

DVB-T方式(日本の地上波デジタル放送)では、変調方式にOFDM

(Orthogonal Frequency-Division Multplexing 直交周波数分割多重)

と言う方式を利用しています。

方式自体の説明をすると非常に難解になるので省略します。

 

http://ja.wikipedia.org/wiki/DVB-T

http://ja.wikipedia.org/wiki/ISDB-T

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%B4%E4%BA%A4%E5%91%A8%E6%B3%A2%E6%95%B0%E5%88%86%E5%89%B2%E5%A4%9A%E9%87%8D%E6%96%B9%E5%BC%8F

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%B8%E3%82%BF%E3%83%AB%E5%A4%89%E8%AA%BF

 

マルチパスは我々アマチュアではQSBと呼びます。音声のような

利用している周波数帯域が狭い場合には、QSBのように受信信号の

強弱がマルチパスになります。

もちろんマルチパス以外にも、信号強度そのものが変化するQSBも

あります。

一方、デジタルテレビジョンのように周波数帯域が8MHzのように広い

場合には、その周波数帯域内でも信号強度に差を生じます。

このような電波伝搬状況では、デジタル信号の復号化が難しくなる、

つまり受信できなくなるわけです。

本来マルチパスが無い場合には、8MHzの周波数帯域内の信号強度

はフラットになりますが、マルチパスの影響により、周波数帯域内の

レベルが変化します。つまり周波数特性がフラットではなくなるのです。

 

デジタルテレビジョンのスペクトル写真をみてください

(8MHzの周波数帯域で信号レベルがフラットです)

 

 

 

よく発生する事例は、たとえば8MHzの周波数帯域内の中心付近だけ

信号レベルが低下する場合です。

 

このような状況を回避するため、デジタル信号を変調する際にちょっと

した細工をします。

 

その細工とは、帯域が100kHz程度のキャリアをたくさん用意します。

そのたくさんのキャリアに変調したいデジタルテレビジョンのデジタル

データを分割・分散して変調します。

 

こうすると、8MHzの場合には80本のキャリアがあり、デジタルテレビ

ジョンのデジタル信号が「分割・分散」して変調してあるので、たとえば

マルチパスにより、周波数帯域内80本のうち何本かが欠落しても

エラー訂正符号により、問題なく復号化できるわけです。

 

このような説明をすると、すぐにでも使用したくなります。

しかし、DVB-T方式の導入には問題が3つあります。

 

1つ目は簡単に受信機(チューナー)が買えないのです。

日本国内でDVB-T方式の受信機を購入することは難しいです。

日本近隣では、台湾でDVB-T方式の地上波デジタル放送が始まって

いるので購入可能です。

私は仕事で台湾出張時に購入してきました。

 

2つ目は周波数です。

日本と同じように、地上波デジタル放送が利用している周波数帯は、

VHFとUHFです。

日本で許可されているデジタルテレビジョンの周波数は2400MHz

以上です。

加えて、送信機のIF周波数は1200MHzです。

 

DVB-S方式の場合には、送受信のIF周波数が1200MHzで同じ

でした。

しかし、DVB-T方式の場合には、受信時だけIFが1200MHzの

トランスバーターの信号をさらにVHFかUHFのテレビ周波数に変換

する必要があります。

 

3つ目は送信機のリニアリティーです。

OFDMを送信する場合には、送信機のリニアリティーが非常に重要

になります。

完全なA級アンプである必要があります。

また、1200MHzから2400MHz以上の周波数に変換する場合に

おいても、周波数変換器(Mixer)の2乗特性を持つ非直線性を利用

した周波数変換器ではDVB-Tの信号を復調できなくなる可能性が

あります。

周波数変換器は、DBMのようにスイッチング方式に変更する必要が

あります。現在トランスバーターにDBMを使っているものは日本に

ありません。

また、周波数変換以降の増幅段のリニアリティーが完全A級の

トランスバーターもありません。

現在のところは、自作するしかないようです。

 

私は、マキ電機製のトランスバーターを使って送信して、受信は

1200MHzのIFをDBMを使って局部発振器の変わりにSGを使って

簡単なテストを行っただけです。

 

DVB-T方式は今後の課題です。

 

余談

 

台湾で購入したDVB-T方式のチューナーは日本円で5000円くらい

でした。

2011年以降日本のアナログテレビ放送は終了するため、安い

デジタルテレビジョン用のチューナーが不可欠です。

総務省の見解では、目安5000円を目指すと言っています。

現在ではまだ3万円以上します。

 

一方台湾ではDVB-T方式のデジタルテレビジョンチューナーがすでに

5000円になっています。

貨幣価値の違いもありますが、一番価格に影響しているのは、

デジタルテレビジョン方式が日本独自方式にあります。

DVB-T方式は、日本とアメリカ以外の全世界で採用が決まっています。

もちろん日本のISDB方式はブラジルなど南米で採用が決まって

いますが、市場規模が小さすぎます。

この規模の違いが価格に影響しています。

 

  

8.免許申請書

 

デジタルテレビジョンに関わらず、自作機器の免許申請は一番面倒な

作業です。

 

一方で免許申請の良い点もあります。

自作機の運用許可を得るために申請書を作成するのは面倒です。

しかし、申請書と言う書面を作成することにより、自作機の技術的な

内容を整理して理解することになります。この作業を行うことにより、

より技術が向上する可能性があります。

少なくとも、私がデジタルテレビジョンの申請書を作成する過程で相応の

技術的な調査、検討を行った結果、関連技術の向上につながりました。

 

逆転の発想ですが、仮に日本が包括免許であれば、免許申請書類は

必要ないので、デジタルテレビジョン関係技術について、調査したり技術

習得することはなかったと思います。

おかげで、デジタルテレビジョン、画像圧縮技術への理解がかなり

深くなりました。これは日本の免許制度の副産物であり、自分自身の宝

となりました。

 

これらの資料をまとめ上げるために2ヶ月くらいは必要でした。

TSSの保証認定を提出したのが、2007年10月5日でした。

 TSS保証認定取得は2007年10月30日頃だったと思います。

 TSS保証認定取得後の難関 関東総合通信局の免許許可が得られた

のは、2007年12月24日 クリスマスイブでした。

私には2年越しのクリスマスプレゼントになりました。

 

TSS保証認定取得後に、関東総合通信局より申請書類に対していくつか

指摘事項がありあした。

一方TSSの滝本さんは、関東総合通信局に対して、免許許可に対して

直接説得していただきました。

申請書提出当初は、関東総合通信局としては、デジタルテレビジョン免許

には前向きではなかったようです。

 

関東総合通信局の指摘事項

 

.妊献織覯醜圓場合、そのデジタル化方式が秘話性をもたないことへ

    の「担保」をすること

▲妊献織覯修鮃圓Δ海箸悗陵点を明確にすること

デジタルテレビジョンを免許した後に

  「デジタルテレビジョンを公開してその技術の普及に努めること」

1200MHz帯でのデジタルテレビジョンの許可はできない

タ柔岨の送信機系統図において、不許可の1200MHz帯がIFになって

  いるので、そのまま送信機をアンテナに接続すると1200MHz帯の

  送信が可能になってしまう。

  よって、1200MHz帯で送信できないための「担保」が必要

Σ召傍可した場合には、指定事項の電波形式には最大周波数帯域の

  制限を付ける (たとえば17M0)

  この最大周波数帯域の制限がつかないのは、アマチュア業務だけ

 

いきなり関東総合通信局から、秘話性を持たないことへの「担保」を

求められました。

これには一瞬びっくりしました。

しかし、この「担保」は行政用語なので、あまり難しく考える必要は

ありません。

あくまで、行政側が許可した後に何か問題があっても、その原因の

責任が関東総合通信局側にならないような理由を説明すればよい

のです。

行政への説明ですから、一所懸命作文をしました。

これが申請書になりました。

 

しかし、追加で指摘のあった「1200MHzで送信できないようにする

ための担保をせよ」は、ちょっと考えました。

 

しかし身近なところでヒントがありました。

それは1kWの免許でした。

 

200Wを超えるアマチュア免許は、必ず落成検査があります。

特に厳しいのがテレビなどへのインタフェアーと電波防護指針です。

特にクランクアップタワーを利用する場合には、クランクダウン

している場合に、リニアアンプが起動しないような「追加制御」が

必要です。

 

今回の「1200MHzで送信できないようにするための担保」は、

トランスバーター検出信号を設けて、その信号がONにならない

限り送信できないような「追加制御」をしました。

 

これで無事難関は突破できました。

 

これら指摘事項1点ずつについて、必要書類を作成してTSS経由で

再提出しました。

TSSの滝本さんいわく、必要書類をそろえたにも関わらず、総合

通信局は、デジタルテレビジョンの免許許可に慎重だったようです。

 

後からわかったことですが、ほぼ同時期に各テレビ放送局が衛星を

つかった、デジタルハイビジョンテレビジョンの衛星中継申請をして

いたようです。放送局より早くアマチュアに同類の

デジタルテレビジョンの免許を許可するのが問題だったようです。

 

放送局の申請が同時に行われたのが幸いしたのか、アマチュアの

デジタルハイビジョン方式の申請そのものについては、関東総合

通信局からはなんら指摘はありませんでした。

 

そのような経緯が続いて、無事2007年12月24日付けでデジタル

テレビジョンの正式許可を得ることはできました。

会社から家に帰って、見覚えのある茶封筒があったときには思わず

「やったー」の一言でした。

 

1200MHzのデジタルテレビジョン不許可の理由

 

 1200MHz帯以上で許可されている、「ATV」の範囲に含まれている電波形式は、

 A8W/C8W/F8Wだけになっている

 

 高速デジタル通信が許可されています。

 この場合の電波形式は、G7D など新電波形式上の3桁目が「D」になる通信方式

 

 デジタルテレビジョンの電波形式は、D7W/G7W/X7W

 新電波形式上の3桁目の「W」意味は、変調信号を複合化している

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%BB%E6%B3%A2%E5%9E%8B%E5%BC%8F%E3%81%AE%E8%A1%A8%E8%A8%98%E6%B3%95

 

 したがって、映像と音声情報をデジタル化した高速デジタル通信方式であっても

 その電波形式は、「D」ではなく、「W」になる。

 よってJARLが定め、無線局運用規則第258条の2「アマチュア業務に使用する電波の

  型式及び周波数の使用区別」に記載してある「1200MHz帯のバンドプラン」のATVの

  扱いにはできない。 

 現在のJARLのバンドプラン上では、デジタルテレビジョンは「ATV」扱いになりません。

  JARL上の電波形式の取扱いは「全電波形式」になります。

 

 デジタルテレビジョンが「ATV」扱いになるためには、

 JARLがバンドプランに定める「ATV」の電波形式にデジタルテレビジョンを追加する

 無線局運用規則第258条の2に定める、アマチュア業務に使用する電波形式及び

 周波数使用区分を変更する

 

 以上の手続きが必要になります。

 

9.さらなるテレビテレビジョンの発展

 

 

デジタルアマチュアテレビジョンの先進国欧州では、欧州宇宙機構

がオペレーション 宇宙ステーションモジュール ARISS Columbus

にデジタルテレビジョンの中継器(レピーター)が搭載されることが

決まっています。宇宙ステーションの打ち上げは、延期につぐ

延期でまだ未定ですが、デジタルテレビジョンに中継器が搭載される

のは画期的です。

すでに、送受信用のアンテナの取り付けは終了しています。

送受信機は、SR-Systems社の基板が搭載されます。

 

http://www.ariss-eu.org/columbus.htm

 

ARISS Columbusのモジュール全体像

日本のモジュール 「きぼう」も同じです

 

 

DATV用のパッチアンテナは、モジュールの左側上部

に見える

  

DATV用のアンテナは、当初大型のアンテナが検討されたが、

打ち上げ時の搭載重量制限の都合で小型した

 

Up Link 1200MHz Down Link 2400MHzのパッチアンテナ

 

パッチアンテナの内部

 

ただし、低軌道で地球を周回するので、ドップラーシフトに

よる同期捕捉の影響が心配です。

デジタルテレビジョンの周波数帯域広いので、数kHzの

ドップラーシフトは問題ないとおもいますが、心配な点です。

 

周波数  Up Link    1200MHz帯 

      Down Kink   2400MHz帯

 

デジタルテレビジョン設定予定

シンボルレート   8000ksps

FEC                      3/4

UpLink周波数   未定  欧州のバンドプランによる

Down Link      未定   欧州のバンドプランによる

 

この計画に参加するには、先に説明したJARLのバンドプラン

の問題に直面します。

この計画参加を「大義名分」として、JARLのバンドプランを

変更するのが現実的でしょう。

 

欧州のESA Columbusでは、デジタルテレビジョンへの募金

を募集中です。興味のある方は、募金してください。

マネージャーは、ON4WF Bartelsさん

 

私の場合、1万円を募金しましたが、その後何もARISS-EU

から言ってきません。

コールサインを衛星モジュール内に書き込むようなサービス

がほしかったのですが。

 

円安でユーロでは70ユーロ程度だったので少なかったの

かもしれません。

募金はPaypal経由で可能です。

 

 

 デジタルテレビジョンの詳細仕様と

 

免許取得に関する疑問

 

  

1.デジタルテレビジョン方式 

 

欧州標準方式

 

DVB-S/DVB-S2/DVB-C/DVB-Tに準拠

 

電波形式   DVB-S  G7W  D7W

         DVB-C D7W

         DVB-T X7W

 

周波数帯域  DVB-S/DVB-C方式 17MHz

          DVB-T方式               8MHz

 

運用可能周波数帯 2400MHz〜135GHz

 

デジタルテレビジョン免許取得日  

2007年12月24日 

 

2.なぜDVB方式なのか

 

日本のデジタルテレビジョン方式 ISDBは欧州のDVB方式

を基本に策定されました。

 しかし互換性はありません。

日本独自方式なので、送信機用のデジタル変調

プラグラムなどの汎用インフラが利用できません。

 

デジタル変調は、FPGAで使っています。

DVB方式では、FPGAの汎用プラグラムを利用することが

可能になります。

 

DVB方式の場合には、多くの汎用プログラムや市販の

サテライトチューナーが安価に利用できます。

 

事実、日本の放送局の局間衛星中継では、JCSAT-1経由

でDVB-S/DVB-S2(ハイビジョン)方式を利用しています。

 

左の「放送技術1月号」を参照してください。

 

日本の放送方式は日本独自のISDBですが、放送局間の

衛星中継システムは欧州のDVB方式を利用しています。

理由は、システムコストが安からです。

 

DVB方式の場合にはすでに汎用のシステムが簡単に購入

可能です。またはすでに存在している。

ISDB方式では、汎用中継システムはない。

全てが特注になり、システムコストが非常に高くなる。

  

3.運用上の注意

 

デジタルテレビジョンはアナログテレビとは異なり、ATVの

電波形式バンドでは運用できません。

全電波形式のバンドで運用する必要があります。

JARLが定めるバンドプランが存在する、2400MHz、5700

MHzと10.2GHz帯では運用周波数に注意が必要です。

 

★1200MHz帯では、全電波形式の帯域が3.8MHzしか

  ないので運用の許可が得られませんでした。残念

    詳細は以下に記載

 

4.日本最初のデジタルテレビジョン免許に

  ついて

 

特徴 

 

・欧州規格 DVB方式全てに準拠

・4chまでの多重化処理も可能 

・ハイビジョンの送信許可も含まれている

 

電波形式

 

・17M0 G7W(DVB-S S2)

・17M0 D7W(DVB-S2 DVB-C)

・8M00  X7W(DVB-T)

 

5.デジタルテレビジョン免許の素朴な疑問

 

5-1  電波形式に周波数帯域がついている理由

 

アマチュア業務以外の無線局の場合には、電波形式に

必ず周波数帯域幅が付加された免許になっています。

このため、新しい電波形式の場合には、プロ局と同じよう

に電波形式の指定になる

 

「最大周波数帯域幅」の表示がつきます。

実際の運用では、この周波数帯域以下であれば運用可能

です。

 

免許上は、放送局の衛星中継設備と同じ許可内容です。

むしろ電波形式的には放送局以上に許可操作範囲が

広くなっています。

プロよりも操作範囲が広い「自由」をもっと活用しましょう。

 

5-2 なぜ 17MHzなのか

 

デジタルテレビジョン申請当初から1200MHz帯での運用

が念頭にありました。

1200MHz帯のATVの周波数帯域幅はJARLのバンド

プラン上最大17MHzです。

このため、申請上の最大周波数帯域幅は17MHzに

しました。

 

しかし、1200MHzでの「ATV扱い」の許可が得られて

いないので最大17MHzにこだわる必要はありません。

 

放送局の衛星中継の場合には、通信衛星の周波数帯域

(27MHz〜36MHz)にあわせて最大周波数帯域幅が決め

られています。

 

5-3 なぜ1200MHz帯を申請しなかったのか?

 

私は最初から、1200MHz帯での運用を念頭にデジタル

テレビジョンの申請をしました。

しかし、以下の理由により1200MHzの申請を断念しました。

 

その時点で周波数帯域を狭くする選択肢もありましたが、

まずはデジタルテレビジョンの免許取得を最優先にする

ため、1200MHzの指定申請を取り下げました。

 

2400MHz以上では、JARLのバンドプラン上「全電波形式」

帯域幅が17MHz以上確保されているので、運用上は問題

はありません。

 

5-4 1200MHzを取り下げたその後

 

1200MHz帯を取り下げた後、関東総合通信局よりTSS

経由で免許申請について指摘がありました。

 

指摘内容

 

申請時に提出した送信機系統図においては、1200MHz

帯を申請しない場合においても、そのまま1200MHz帯内で

送信可能である。

この送信機系統図では、

「1200MHzの送信ができないような担保」が必要になる。

 

対策方法

 

指摘事項に対応するため、送信機系統図に2400MHz帯

以上の周波数帯用トランスバータを接続しない限り送信

できないようにする送信機系統図の修正を行った。

 

この対策が、TRV_Detなる制御信号です。

 

5-5 なぜ1200MHz帯でデジタルテレビジョンが許可

   されなかったのか その1

 

性格に表現すると、1200MHz帯の申請も可能でしたが、

1200MHz単独での送信禁止の制御追加を行ったように、

 

「1200MHz帯を運用する場合だけ

                                     周波数帯域幅を限定する」

 

「追加対策」が必要になる可能性が高かったので、

今回は見送りとして、1200MHzの申請を取り下げました。

 

5-6 なぜ1200MHz帯でデジタルテレビジョンが許可

   されなかったのか? その2

 

JARLが定めたバンドプランとそのバンドプランを

法制化した

「無線局運用規則第258条の2アマチュア業務に

                        使用する電波形式及び周波数区分」

 

が不許可理由の全てです。

 

1200MHz帯以上で許可されている、「ATV」の範囲に

含まれている電波形式は、A8W/C8W/F8Wだけになって

います。

 

その他、高速デジタル通信が許可されています。

この場合の電波形式は、G7D など新電波形式上の

3桁目が「D」になる通信方式です。

 

デジタルテレビジョンの電波形式は、映像信号と

音声信号を複合化しているため、

電波形式はD7W/G7W/X7Wになります。

 

これは、G7Dのように新電波形式上の3桁目が「D」に

ならない。

したがって、JARLのバンドプラン上では、

デジタルテレビジョンは「ATV」扱いになりません。

 

以上の理由により、デジタルテレビジョンはJARLのバンド

区分上では、「全電波形式」の扱いになります。

 

1200MHz帯の全電波形式が許可されている周波数は、

1297.2MHz〜1300MHzです。

周波数帯域は2.8MHzになります。

このため、私が申請した「ATV」が前提の17MHzが

最大周波数帯域のデジタルテレビジョンは許可になり

ませんでした。

 

注) 2011年より、1200MHz帯のバンドプランが変更になり

全電波形式の帯域が3.8MHz→2.8MHzに削減されました

現在1200MHz帯で3.8MHzの帯域を許可されている方は、

再免許前に、1200MHz帯の帯域変更する変更申請を

しておかないと、再免許ができない可能性があります。

 

ただし、デジタルテレビジョンの周波数帯域を2.8MHz

以内固定する条件設定を行うことで1200MHz帯での

デジタルテレビジョンの申請は可能です。

ただし、1200MHzに運用する場合には、周波数帯域幅を

2.8MHz以内に担保する仕組みが必要になると思います。

 

5-7 DATVの周波数帯域2.8MHz以内にする 設定方法

   (送信機制御方法)

 

シンボルレート  : 3000〜3500kspsにする

FEC(エラー訂正): 1/2 〜 3/4 程度

 

ただし、受信機がこのような低いシンボルレートに対応

していない可能性があります。

 

あらかじめ、受信機と接続して受信できることを確認する

必要があります。

 

5-8 その場合に画質はどうなるのか?

 

カラーバーのような高解像度の映像がなく、動きのない

静止画を伝送する場合には、問題なく受信できます。

 

ただし、画像が四角いブロック状に分割されたように

見えます。

ちょうど静止画の解像度をQVGA(320x240)の画像を拡大

したような映像になります。

 

また、動いている映像(走る車、躍る人間など)を撮影

すると、映像の動きが不自然(カクカクする)になります。

 

5-9 DVB-T方式の周波数帯域幅

 

欧州のアナログ放送の周波数帯域幅は、現行アナログ

PAL方式が基本になっているので、8MHzになっています。

このアナログをデジタルに置き換える場合の最大周波数

帯域幅は8MHzになりました。

 

なお日本の場合には、アナログ放送の周波数帯域は

6MHzですので、デジタル放送の周波数帯域も最大6MHz

になっています。

 

アマチュアで利用する場合には、上記説明通りに免許上

最大17MHz以内ですので、そのまま8MHzの周波数帯域

で申請しました。

 

 

免許の申請は左の申請書を利用してください

 

送信機はドイツの会社から購入できます。

購入、輸入トラブル防止のため、

購入希望の方は一度メールで問い合わせください。

欧州のアマチュアもドイツ製を利用しています。

 

DARC(ドイツアマチュア無線連盟)のDATVチーム

  が配布した基板を利用する(100セット程度配布)

 

  現在も定期的にプログラムアップデートを

  行っている

  現在ではこの基板を入手することはできない

 

SR-Systems社の基板を購入する

 

  私はこの会社の社長Stefanさんと連絡を取り

  日本でも利用できるような仕様のDATV送信機

  MPEGエンコーダー基板を購入できるように

  していただきました。

  Stefanさんのご好意で日本のアマチュア用には

  10%の割引価格にしていただくことができました。

  私の購入時は割引価格がありませんでした。Hi

 

現在運用している日本のOMの方々のDATV送信機、

MPEGエンコーダ基板、制御基板は、

私が輸入代行させていただきました。

 

SR-Systems 社

http://www.sr-systems.de/V02/content.php?show=Produkte&lng=en

 

SR-Systems社との接し方と注意点

 

…垢さ戮澆賄然の権利で、1ヶ月休みを取ることは普通

休みの間にメールの返信しないことに対して、顧客対応が悪いような

  事をは絶対言わない。言ってはいけない。

アマチュア無線用のデジタルテレビジョンの基板販売で商売している

  わけではないので、その点を理解して何事にも感謝する。

ぅ瓠璽襪諒絃呂呂わめて分かりやすい英語を使う。

  長文な文章は書かない。

ゥ妊献織襯謄譽咼献腑鵑隆霹弔牢粟品ですが、販売数量が多いわけ

  ではないので、量産品ではない。したがって、基板の不具合、不良

  はある程度発生する可能性はある。

  しかし、先方も好意で対応していただいているので、不具合、不良

  が発生しても一切文句は言わない。

 

★お願い

 

これからデジタルテレビジョンの基板を購入しようとしている方は、ぜひ

このような国際的な生活習慣の違いを理解してください。

メールの返信が遅い、顧客対応が悪いなようなことで、絶対に文句は

言わないでください。

 

 

私のデジタルテレビジョン送信機

 

詳細はWebの下のほうにあります

 

 

 

おまけ 私のHF固定局200W

 

 

QSLカード 20年以上前です  右側の写真は1990年11月号CQ誌の表紙になりました

 

 

国内デジタルテレビジョンの交信事例

 

とアナログ方式との比較

 

 

日本初のデジタルテレビジョンの2 way交信は、

2008年7月24日

JA6CAM JA6CPU JA6LXRの大分チーム

JA6JNR JA6SPIの福岡チーム

22kmで成功しました

 

2008年7月24日

 

その後2008年7月27日 大分-愛媛間 

102kmの2 way QSOに成功しています

受信画像は、デジタルならでは「画像劣化無し」です。

 

大分移動地 国東市「小城観音」

  〃 参加局 JA6CAM,JA6LXR,JA6SPI,JA6MQT,JJ6DRF

 愛媛移動地 伊予市「水晶ケ森」

  〃 参加局 JA5GYU  (孤軍奮闘)

  〃 設備  DTVトランシーバー+UTV-5600BPL+HPA(2W) 

          直径50cmパラポラ

 

  ジタルでは、画質劣化がありません

  

2008年7月27日 日本初めて 100km超えの

5.7GHz デジタルテレビジョンQSO成功

JAYGYU局のガッツポーズ

 

 

JA5GYU局の移動設備  

 

デジタルの場合カメラのほかに  

 

制御用PCやDVDレコーダーもあると

 

便利です

 

 

 

JA5GYU 近藤さんのDATV トランシーバー 

 

とてもきれいにまとまっています

 

 

 

 

大分県側の移動チーム 

JA6CAM JA6JNR JA6LXR JA6MQT JA6 SPI 

 

 

 

 

 

2008年11月23日 JL3BWP 佐藤さん 

 

の移動運用

 

 

JL3BWP局のDATV トランシーバー   

 

とてもきれいにまとまっています

 

 

2008年12月13日  

 

JL1BLF 角さん JH1GED 大瀧さん

 

筑波山 − 神奈川 丹沢大山移動

 

 

 

JL1BLF 角さんのDATV トランシーバー    

 

とてもきれいにまとまっています。

 

 

2009年2月1日 パラボラ開き

 

愛媛 JA5GYU

 

 

大分  JA6CAM、JA6LXR、JA6MQT、JA6SPI、JH6EKW

 

 

 

 

マキ電機アドバイス講習会での運用実験

 

 

 

アドバイス講習会参加メンバーとの

 

ワンショット

 

デジタルテレビジョンの送信機

IF1200MHz+5.7GHzTRV

送受信切替は、赤釦を押してTRVを強制送信にする

 

 

 

送信機左側

IF送信出力5mWのため、Pre Amp 15dBを挿入

TRVへのDrive電力は約150mW

 

デジタルテレビジョンのデジタル変調の場合には、

IF Amp+TRVのAmpのリニアリティーが非常に

重要です。

リニアリティーが悪いと電界強度が十分でも

復調できません。

FM ATVとは異なり、AmpはA級のリニアリティー

が必要です。

 

送信機の制御はPCからRS232ケーブルを接続して行う

 

 

 

見える基板は、RF変調部

MPEGエンコーダー基板はRF変調基板のした

MPEGエンコーダーICとデジタル変調用FPGAの発熱が

大きいため、ブロワーで冷却している

 

 

マキ電機で完成した50cm 5.7GHz用パラボラ

 

給電用ホーンは、ダイソーのコショウ入れ

 

DVB-S方式のデジタルテレビジョンの送信機基板

(標準テレビジョン方式)

DSC09540.jpg

送信機基板 左側 デジタルテレビ送信機 (IF 1200MHz)  右側 MPEG2 エンコーダー


IF 1280MHz 直接同軸でDVBチューナーに接続してリンクテスト中

 

DVBチューナーはアジア向けの標準品 IF=950〜2150MHz

 

 

シンボルレート 8000sps @QPSK時の送信スペクトル

FECは欧州アマチュアデジタルテレビの標準設定 3/4

 

 

包括免許について

 

 

我々が期待する包括免許について考えて見ましょう。

 

私自身 包括免許を実施していただきたい立場ですが、逆の立場つまり

総務省、各総合通信局の立場で考えてみます。

キーワードは、「必然性」です。

 

デジタルテレビジョンに関わらず、自作機器の免許申請は一番面倒な

作業です。

 

自作機の運用許可を得るために申請書を作成するのは面倒です。

このことは、各総合通信局自身も理解していると思います。

 

 一般的な自作機の場合には、自作機の申請書類はどうしても

形式的になります。これは時間と費用の浪費になるので、撤廃する

べきだと思います。

 

しかし、日本では包括免許は現行の電波法では許可になりません。

ではどのような過程を経過すると包括免許が許可になるのでしょうか。

 

この答えは、過去のアマチュア無線局の申請手続きの経過を見直すと

理解できます。

 

昭和33年にアマチュア無線に入門級の電話級と電信級が創設され

ました。この電話級と電信級の創設によりアマチュア無線局の大幅な

増加が予想されました。

このため、従来すべてのアマチュア局に必要であった、旧郵政省による

無線局落成検査と無線局変更検査が省略され、空中線電力が10W

以下の場合には、JARLによる保証認定に置き換えることなりました。

 

これにより、アマチュア無線局の増加に対して、旧郵政省のアマチュア

局の落成検査と変更検査の増加を防止しました。

 

なぜJARLによる保証認定制度を始めたのでしょうか?

それは、初級のアマチュア無線資格を導入することにより、アマチュア

局の新規無線局の開設の大幅な増加が予想されたため、新規落成

検査の負担を大幅に軽減、あるいは新規制度導入前程度に抑える

「必然性」が容易に予測でしたためです。

 

昭和59年、JARLの保証認定は100Wまで拡大され、増加傾向に

あった100W局の無線局落成検査と変更検査の抑えることが

できました。

昭和50年代はBCLブームから始まり、アマチュア無線局の局数が

世界一目前になっていました。くわえて2アマ取得者の増加とともに

10Wを超える50W、100W局の増加が続いていました。

実際2アマ以上の資格保有者は、落成検査を受けずに、勝手に50W

100Wのオーバーパワー状態になっていました。

このような状況を回避するためにも、10Wを超えるアマチュア局の

変更検査の増加を回避するための「必然性」があったのです。

  

平成2年 その当時自動車電話から始まった携帯型電話が大幅に

増加して、陸上移動無線局が急速に増加していました。

事実国内で最大の無線局数の区分が、アマチュア局から陸上移動

無線局(携帯型電話)に変わりました。

携帯型電話の免許は移動無線局になり、無線局の免許を円滑に

進めるため、無線局の設備に対して技術適合しているかを証明する

制度を導入した。

技術適合証明を取得していれば、無線局を使用するひとが免許が

なくてもだれでも利用できるようにしました。

加えて、生産台数が増加しても無線局の免許手続きの増加を抑える

ことができようになりました。

事実、携帯電話の場合には、たしか8年前までは販売された携帯電話

全てが陸上移動無線局扱いになっていましたので、携帯電話会社が

無線局の免許手続きと免許状そのものを管理していました。

しかし、携帯電話の増加に対して、免許手続きと免許状の管理に

妥当性が無くなったため、携帯電話では包括免許を導入して、携帯

電話製造会社から各携帯電話の型式名称と製造番号の管理だけ

に改め、携帯電話会社の免許手続きと免許状の管理を廃止しました。

ここでも免許制度簡素化の「必然性」があったのです。

 

このようなことから、旧郵政省は、JARLと協議の上アマチュア局も

同じ制度に統一させるようにしました。

この結果発足した組織がJARDです。

 

別な面でもこの制度を後押しする状況にありました。

アマチュア局のほとんどがメーカー製の無線局で運用している実態に

合わせて、アマチュア局の開設申請、変更申請を簡素化するため、

無線局技術適合証明機種の場合には、保証認定を免除して簡略化

した書面だけを提出すれば良いようにしました。

一方アマチュア局だけに許されている、無線機器の自作による技術的

な向上に対しては、JARLから民間企業のTSS(株)に移管して行政的

な書類手続きの簡素化を行いました。

 

この場合においても、携帯型電話の普及にあわせた免許制度の簡素

化とアマチュア局の実態(メーカー製)にあわせた免許制度の簡素化

の「必然性」があったのです。

 

こうした行政側の対応によって、行政、アマチュア局側双方の手続きの

簡素化を進めてきています。

 

別の視点で我々アマチュア局側の免許手続きの動向を見ると、一旦

アマチュア局の免許を得た後は大幅な変更あるいは、無線局検索で

得られる開示情報と相違が出ない限り事実上の「包括的な免許」状態

を維持しているわけです。

   

このような過去の経過を見ると、アマチュア局に対して包括免許を導入

する条件としては、現在の無線局技術適合証明による無線局落成、

変更申請と、TSS(株)による保証認定、さらに200Wを超えるアマチュア

局の 無線局落成、変更申請検査、許可が破綻をきたすような状況が

必要、つまり「必然性」を造ることが必要にになると思います。

 

やはり、包括免許を期待する側(我々アマチュア局)の対応いかんで

行政当局の対応が変わると思います。

 

皆様いかがお考えでしょうか。

 

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